ドルチェヴィタ

キムラさん観察記。

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2009-04-20-Mon-16:46

CYCLO~シクロ~

トラン監督つながりで。

以前から見たかったんですが、近所のレンタル屋にソフトがなかったんです。
ちょうど一ヶ月ほど前ブク○フでレンタル落ちVHSを150円で購入・・・レンタル料金より安い。
しばらく放置してたんですが、いい感じに醸され(@もやしもん)、昨日見ました。

結論「面白いやないかい!」
一言で内容を説明しますと、
『表向き社会主義のはずが貧富の差が拡大する一方のヴェトナムの弱者の側の青春像』
(一言にしてはながい。)ですね。
確かに暴力シーンてんこ盛り&鮮血とびちりまくりで、ウ○虫くんが早くも顔面を這ってたりして、
「・・・トラン監督。○ジ虫ぷれいまにあなの?そ、そうなの!?」
なぁんて思ったり。
暴力シーンがニガテ!!流血は生理的にダメ!!という方、見ないほうが無難です。
でも単に暴力を美化したり賞賛するような流れはまったくありません。
むしろ、執拗に暴力シーンを描くことで、暴力はなんの解決にもならないこと、
暴力に頼って生きることは究極に空しい、という監督のメッセージが、ひしひしと伝わってきます。
といって、説明的だったり啓蒙的だったりは全くなく、主人公の少年と彼を取り巻く人々の
絶望感と虚無感がシュールともいえる表現でちりばめられています。
所々に吉本新喜劇並みの「はぁ?」っていうユーモアがあったりして、その感覚も好きかなぁ。

これ、トニー・レオンが出演してるんですよ。
<詩人>と呼ばれるヤクザの役で。
女の子に春を鬻がせるようなしょーもないロクデナシなんですが、
そのロマンチストぶりとナイーブさは、
「ああ。トニーは監督の分身なんだろうな。」と思わせるんですよねー。
あと、トラン監督の奥さんのイエン・ケーさんも。
この方頬骨が高く眉は弓形で唇はふっくらで、素肌がきれいで、決して美人じゃないけど、
ものすごくえろてぃっくです。
ICWRのshitaoとのからみがひじょーに楽しみですわ。

全体的にブルーグレイのフィルターがかかったような映像も鮮烈で、
音楽もすでにレディオ・ヘッドを採用してたりして
(*ICWRのクラインのドライブシーンで流れる暗い音楽を演奏してる英のグループ)
ああ、監督のセンスってこの頃から終始一貫していたんだなぁ、と。

一見とっつきにくそうですが、決して頭の中で小難しくこねくりまわした作品ではなく、
表現方法やスピード感は確かに独創的ですが、描いているものは普遍的テーマ。
ICWRは米韓日のスター(笑)を集結したところを見ると、よりいっそうエンタ色の強い作品に
仕上がってることでしょう。
流血・暴力・ウ○虫くんでやや引かれ気味感もあるICWRですが(笑)、
CYCLOを見て、一層期待感が増しました☆

またまた比べちゃってすんませんですが、カーウァイの『天使の涙』あたりが好きな方は
たぶん面白くみれるんじゃないかなぁ。
(*2046より全然わかりやすくてスピード感のある名作です)
カーウァイほどオタクっぽくないのは、トラン監督が男前なのと何か関係があるに違いない(爆)
ツレとみたんですが、彼は初期のゴダール作品(「気狂いピエロ」辺り)を連想したようです。

エンドロールで『セルジュ・Gに捧ぐ』と入っていて、ちょっと親近感。
セルジュ・ゲンズブールのファンなのねー監督。
多分アタシと同じ位の年齢だったもんなー。

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