ドルチェヴィタ

キムラさん観察記。

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2009-06-15-Mon-17:15

メシアの涙。

そうそう。
2回目でもうひとつ心に刺さった場面があったのに、『同化』の解釈に気をとられて書き忘れてました。

Shitaoはどんな苦痛にも耐え(というか、自ら苦痛に身を晒すのですが)、殺されても蘇る、人間的な感覚からは
遠く離れた位置にいる人物のように思えるのですが。
やはり彼も(元々は)人の子。
ところどころすごく可愛らしく、それでいて胸が痛くなるような表情を見せますよね。

1.リリに茹でた芋(紫芋?)を食べさせるシーン。
素手で持つには熱すぎるそれを、ちゃんと布でくるんで2つに割り、ふーふーしてからリリに食べさせてるんですよ。
(・・・人の激痛を受けいれても、芋の熱いのは耐えられなかった模様。中の人、猫舌だし・笑)

2.リリがドンポの元へ戻ることを告白したシーン。
Shitaoは一言も喋らないのですが、その目は捨てられた子犬そのもの。
(中の人お得意の表情ともいう。トラン監督、やっぱ分ってるわ♪)

3.丈の高い草の中で、こちらを振り向いて微笑むリリに微笑み返しながら、みるみるうちに泣き顔になるシーン。
一人孤独に淡々と痛みを受け入れてる時には忘れていた、優しさや温かさに触れて和んだ次の瞬間。
自分の境遇への恐れと悲しみと絶望が一気に押し寄せてきたんでしょうね・・・。
不死であり、永遠に途絶えることのない激痛と向き合っていかねばならない、彼の運命。
それはまさしく地獄そのものでしょう。
無間地獄そのもの。
美しく、怖いくらいに残酷なシーンでした。

4.自分を撃ったドンポの手を取り、「僕を怖がらないで!」と懇願するシーン。
あのシーンはまさに懇願だったと思う。
ドンポの心に潜む弱さ・・・リリ以外の人間すべてを拒否する彼の弱さと、
暴力で取り除くことのできない強さを恐れる彼の心を見透かした上での、あの言葉。
Shitaoは何故ドンポを救おうとしたのだろうか?
ドンポを救うことが、リリへの感謝になると思ったのだろうか?
それとも、傷ついた者全てを癒すという、彼の使命から?
彼の中に、<世界と決して融合できない者の悲しみ>を見たのだろうか?

どのシーンでもキムラさんの表情は繊細で、指先の動きまでも神経が通ってる感じ。
内向的でスーパーセレブのお坊ちゃま(笑)だけあって、ボロを纏っても身のこなしがエレガントというか、品があるんだよね。

精密な人物設計でキャラクターを組み立てていった感じのドンポ。
大胆さと繊細さを兼ね備えた深みのある人物造詣のクライン。
Shitaoは・・・もう、頭のてっぺんから足指の先まで、全部が彼、だったと思います。

どんなに否定してもアナタは憑依タイプですよ~キムラさんっ。


拍手レスです。

>いっそ安らぎの時間なんか無い方が彼には幸せなのかも知れないと思うとまた涙…

そう思いましたよー。
彼が次から次へと際限なく人を受け入れるのは『途切れたら、考えて・感じてしまうから』ってのもあるかも。
常に瀕死の状態で悶えている限りはとても辛いですが、痛み以外は何も感じないですむ。
ひとたび安らいでしまうと、次の痛みを受け入れるのが怖くなってしまうんじゃないかなぁ・・・。
究極のMヒスト(違)、Shitaoはやっぱり美しい。



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COMMENT

2009-07-01-Wed-06:16

Re: 反省

> すまない・・・↓↓

ちょ・・・!!
マジで反省しちゃダメっ!!
またなんか一緒に見にいこーぜ(はぁと)
2009-06-30-Tue-22:57

反省

すまない・・・↓↓
2009-06-15-Mon-23:04

がんばれ。

> 確かに彼には安らぎとかふとした日常的な間が、何よりも怖いのかもしれないって、癒やすことができるなんて言わなければ、じっとしていれば、いつかは静かな日々に帰れるかもしれない、なんて思ってしまったら、きっともう辛くてしかたなくなりそうだもの。。。

もうね~・・・。
Shitaoの運命を考えるとほんとに胸が痛いよ・・・。
他の人たちはそれぞれ悲惨で重苦しい人生だがいつか終わりがくる。
でもShitaoは、ハスフォードの予言によれば<世界の終わりまで>苦しむんだよね。
そんな残酷な運命ってあるんだろうか?
あんなに可愛くて華奢で、子供みたいなのに・・・。
ほんとに監督、究極のドSっ!!!←(違)

こんどはご飯を食べてからいきませう(笑)

・・・たいがいヤな奴だな>自分。
2009-06-15-Mon-22:20

どうも。
3.の解釈を読んで。帰りの居酒屋さんでShitaoの切迫感というか、なぜそんなに焦って人を癒そうとするんだろう?と思ったことが何だかふっと理解できた気がした。
確かに彼には安らぎとかふとした日常的な間が、何よりも怖いのかもしれないって、癒やすことができるなんて言わなければ、じっとしていれば、いつかは静かな日々に帰れるかもしれない、なんて思ってしまったら、きっともう辛くてしかたなくなりそうだもの。。。

今度はもっとしっかりとじっくりと、ちゃんと呼吸して観てくるよ!

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